注釈
今回の移動には一切使っていないため、過去の経験と一般情報の整理にとどめます。
【 PyCon JP 2025にスピーカーとして参加した 】の一部です。
今回の記事では、私の居住地である 東京 からPyCon JP 2025開催地だった 広島 の間をどう移動するかについて振り返ります。 来年開催されるPyCon JP 2026も同じく広島での開催となるため、「来年は(も)行ってみようかな」と考えている人の参考になれば良いかなと。
日本の公共交通機関や道路事情についての充実度を考えると、雑に選択肢を考えるとキリがありません。 そのため、この記事では「東京都23区エリアから広島市街地をほぼ乗り換えずに移動する」点についてのみ書いていきます。
例えば、下記のことについては基本的に触れません。
一般乗用車を利用した移動をする
東京からの出発地点までにどう移動するか
旅程を長めにとって、途中の何処かで観光をする
上記の前提を踏まえて公共交通機関に着目すると、移動方法は基本的に 「新幹線」「新幹線」「バス」のどれか になります。 これから、順番に整理してみます。
東京駅発の東海道・山陽新幹線があり、博多行きに乗れば乗り換えなしで広島駅に着きます。 自分は帰りに利用しました。
大きなメリットは 「本数がとにかく多い」 ことと 「自由席がある」 こと。
当日からの最速参加を目指すとして、始発になる6時台ですら5本もの「博多行き」があります。 帰りも終電として 20:02発の東京行き があり、住所次第では夜までいてもその日のうちに帰れる可能性が高いです。
加えて、自由席の存在と合わせて「場合によっては出発時間をギリギリまで調整する」柔軟性が大きいです。 [1]
地味なデメリットとしては 「座席にいる時間が中途半端に長い」 ことと 「途中で停車がある」 こと。
基本的に4時間弱ぐらいの移動になりますが、作業するならともかく休んだりするにはちょっと微妙な時間です。 加えて終点になることはほとんどないため、寝過ごしたときの事故リスクもあるのが悩ましいところ。
後者については、「停車がある」ということは「途中で人の変化がある」ことです。 人によっては、これがストレスになることもあるかもしれません。
羽田空港から広島空港までの直行便があります。飛行機の場合はこれを利用することになります。
メリットとして挙げられる点は 「新幹線よりも早く着く可能性が高い」 というあたりです。 時間帯にもよりますが、「東京駅→広島駅」で比較しても 30分程度の時間短縮 が見込めます。
居住地や目的地次第では更に短くなるため、大きなアドバンテージになりえます。
また、日付や便によっては新幹線と比較して安く済むケースもあります。
無視できないデメリットとしては 「本数が少ない」 ことと 「空港までの移動が必要」 こと。
羽田発だと全航空会社で1日15便となります。新幹線と比較するとかなり少なくなります。 飛行機は指定席のみとなるため、時間管理がタイトになりがちです。
後者については、「どちらの空港も市街地から離れている」という事情があり、 市街地までの移動にそこそこの時間を必要となる というものです。 特に広島サイドが厄介で、リムジンバスが出ているとはいえ1時間近く掛かります。
東京駅を夜に出発する高速バスが何本かあります。
メリットはそれなりにあって 「安い」「乗降車の停車がほぼない」「広島には朝着く」 というあたりです。
価格帯はここまでの選択肢よりもかなり安く、安定して安い時期のLLCを下回るレベルです。 この財布の優しさは嬉しいです。
また、途中に休憩があるとはいえ、乗降車を目的とした停車はほぼありません。 そのため、隣の席の状況は基本的に変化せず、ストレスが少ないです。
個人的にメリットとして大きいと感じたのが、最後の 「広島には朝着く」 というポイントです。 当日到着の予定であれば 確実にオープニングに間に合います し、前日入りする場合は 観光に丸一日使えます 。 今年は到着時点で雨のため止めたのですが、市街のモーニングを食べに行くのもアリでしょう。
デメリットとして気になるポイントは 「乗車時間が非常に長い」「座席が快適とまでは言えない」 あたり。
バス利用では乗車時間は12時間となっています。新幹線が4時間弱なので3倍以上です。 夜行バスであることを踏まえると、これそのものはあってないようなものです。 どちらかといえば、どうしても旅程が間延びしてしまうのが課題になってきます。
また、どうしても後者の座席事情があるため 「快適とは言えない12時間(睡眠含む)」 をどう扱えるかが悩みどころです。 身体能力があればどうにか出来ますが、場合によっては 「広島についたらヘトヘト」 となるリスクを抱えています。
総じて、 「体力と時間を犠牲にコスト減を図る」 手段として考えておくとよいでしょう。
大雑把にまとめるとこうなります。
バスがとにかく安いため、12時間のバス座席に耐性があるなら、候補にしてみると良いでしょう。 一方で、新幹線と飛行機は時間でみると大差でないため、普段の生活スタイルなどを基準にして決めてしまえばよいでしょう。
ルート |
こんな人向け |
|---|---|
新幹線 |
短時間で移動したい。時間の融通を利かせたい。そこそこの多人数で行く。 |
飛行機 |
短時間で移動したい。寝過ごしが怖い。 |
バス |
とにかく安くしたい。体力に自身がある。 |
「広島には行くのだが前後の日程に十分な余裕がある」という場合は、下記のような変わり種のルートも選択肢に入ってきます。 いずれも、行程がシビアなことに加えてコストが跳ね上がるので、財布と相談しつつ考えてみてください。 [2] [3]
高速バスなどで出雲市に行き、出雲大社などを観光した後にサンライズ出雲で帰る
一度山陽新幹線で博多まで行き、福岡エリアを観光した後に新幹線or飛行機で帰る
新幹線で東京に戻りつつ大阪~京都あたりで下車して、関西圏を観光してから帰る
しまなみ海道を経由して愛媛まで行き、四国エリアを観光した後に何かで帰る
注記
自分の場合、帰りの切符を購入したのは出発の30分前でした。月曜日なのもあり、問題なく指定席を買えています。
今回の出雲経路で、流石に直前でサンライズ出雲の席を確保できずに断念しました。
確か誰かが実行していた気がするのですが、終了間際の大阪万博に立ち寄っていた人がいたと思います。
PyCon JP 2025にスピーカーとして参加した