英語力との戦い

海外カンファレンスだと、どこまで行っても英語から逃げることができない。 そのため、ある程度以上は英語への対応力を付ける必要がある。

今回選択肢にしていたり、最終的になったことを整理してみる。

前提

親ページ にも書いているのだが、 自分の英語力は「オンライン限定でOSS活動をする」のに必要な下限値しかない。

一応、Read/Writeは「ある程度自分でI/Oを効かせつつ、Google翻訳等で確認する」ぐらいは出来るぐらい。 Speakは読むなら平気だがアドリブは一切効かず、Listenはしんどいとしか言えないレベル感となっている。

本人の英語力を上げる

もちんろんと言っていいかは難しいが、 やはり理想は「ツール等をほぼ使わなくても英語でコミュニーケーションが取れる」 である。 そのためには「自身の英語力を上げる」ことになる。

採択されて以降にやってみた&やろうとしてみたことについて、いくつか記載してみる。

Duolingo

有名な言語教育プラットフォーム。 最序盤から始めているため、「少しでも英語に関する抵抗感を減らすこと」に注力して、 スマホゲームのデイリーミッションのつもりで1日に少しでも英語に触れる環境の醸成をしている。

なお、誤って有料版の Super Duolingo に年単位課金してしまったので、 今も英語に触れるポイントとして活用している。

DMM英会話

ちょうど年始に「2ヶ月経過で初月が1円になる」キャンペーンをやっていたので入会してみた。

最終的にライフサイクル的な要因を含めて使いこなせなかったので、このページを書いている時点では休会している。 また海外登壇するタイミングが有りそうなら、少し早い段階で再度試すかもしれない。

O'reilly Learning Platform

自分はACM会員になっており、いわゆる「オライリーのサブスク」に加入している。

基本的には日本語書籍を読むことが主目的なのだが、英語版の書籍購読やオンライン講座の受講も出来る。 「オライリー」という立ち位置の性質上、プログラミングに関する講座が多い。 つまり、「ある程度文脈を分かったうえで、英文を聞く」ことにパワーを掛けることが出来る。

一応、トランスクリプトも提供されているため、時折便利使いしている。

ツールで回避する

Otter.ai

いわゆる文字起こしアプリ。 レスポンス自体はかなり軽快なので、Read速度が十分にあるのであれば、これがあるだけでもだいぶ楽になると思う。

Notta.io

Otterと同じなのだが、リアルタイム翻訳機能を持つのが強み。 試した感じでは、カンファレンストークに対してはかなり有効に働いていた。

…のだが、これはビジネスプラン以上が必須となっているため、今回は使用するのを躊躇した。

フォローしてもらう

今回は、コミュニティのメンバーでフィリピンに行ったので、英語を喋れる人が何人も一緒にいた。 最終的に、本気で辛いシーンに対しては通訳フォローを入れてもらってなんとかしのいでいた。

一方で、今回会った(日本人以外の)人は、こちらの英語力を推し量った上でハードルを下げてくれてくれていた。 そのため、「欠片も会話できずに終わる」という事自体はなかったのが幸いだった。 [1]

トークセッションに関しても同様で、基本的に「トーク+QAで30分」だったのだが、「QAやる?」と確認された。 今回は「無理なので無しでお願いしたい」と伝えたら快諾してくれたので、非常に助かった。

最終的に

結果として「ギリギリなんとかなった」という表現が適切といえそう。

トーク周りに関してはスクリプトを準備したうえでQAセッションをなしにしたため、 困りどころはあったものの致命傷とは言えない状況で終えることが出来た。 それ以外のシーン(観光含む)でも、プロトコル的なものをふんわり把握したあたりからは多少気持ちを軽くして望むことが出来た。

注記